2010年8月24日火曜日

岩本町 - 胡椒饅頭PAOPAO (酸辣湯麺日記第15弾)

岩本町 - 胡椒饅頭PAOPAO


以前通りかかった時、独創的チャイナ食堂とあったので、気になっていた店。

しかし、だいたい料理で、
「独創的な味でございますね。ほほほ。」
などと言ったら、とても残念な味の時に感想を求められた場合の逃げ口上に決まっている。

なので店頭に超独創的麺料理なんて書いてあったらびびってしまうが、酸辣××とあって逃げる訳にはいかないではないか。
で、後日参戦。
酸辣胡椒麺というメニューがあるので、頼んでみる。
ぱっと見、赤い。しかしスープ全体が赤いのではなく、上部に辛い部分が浮いていて下部は赤くないタイプのもの。
結構辛いが、酸っぱみはそこそこ(ただしテーブル酢あり)。具で珍しいのは、この店の特徴であるかわった胡椒を使っているところ。
よくある粉やガリガリやるあらびきのものではなく、赤や緑の丸い実がそのまま入っている。見た目きれいだが、胡椒なので当然スパイシー。でも、それほどきつい感じではなくおいしい。
また、この店はこの胡椒の販売もしていて楽天にこしょう本舗として出店もしている。
そこでは、生胡椒なる珍しいものも販売しているとのこと。

きれいな実は小さいのでスープの中に落ちて見失ったらアウトかと思ったが、意外なことにスープに浮いたので、問題なかった。
さらに、目につくのは具の中央に燦然と輝くエビ3匹、これが白菜の土台の上に鎮座している。ただ、この土台の白菜はもうちょっとたくさんあるとうれしい。
あと目立つところでは、生ネギの刻んだものと椎茸。
この生ネギは匂いの少ないタイプのもので全体の風味を損なうことはなかった
以前、酸辣湯麺に生ネギは合わないのではと書いたが、それは間違いで、ものを選べばそんなことはないということが証明された。

また胡椒麺というからにはスープの味付けが胡椒メインなのかと思ったが決してそんなことはなかった。
では、いったいなにが胡椒なのかと思ったがなんと!!!
麺に胡椒が練り込まれているではないか。
これは初めて見た。少し平べったい麺に黒っぽい小さな粒がたくさん入っている。食べるとたしかに胡椒の味がするではないか、この感覚は珍しい。
歯応えはそれほどない感じで、ほんの少しだけ東南アジア系な雰囲気。
独創的とあったが胡椒の実、胡椒入り麺、酸辣湯麺の組み合わせは確かにここでしか味わえないかも。

その後、テーブル酢も投入して、さらにいい感じに。

今日の得点は、8.0点。 おいしい独創性でほんと良かったです。

2010年8月6日金曜日

神田 - 吉祥 (酸辣湯麺日記第14弾)

 神田 - 吉祥です。

 定食がおいしい店で、昼時は店頭でお弁当も販売している。
以前来たときの印象がよく、メニューに酸辣湯麺を見つけていたので、行ってみた。

メニューにはっきりと酸辣湯麺と書いてあるので迷うことなく注文できる。

スープを飲んでみると、辛さは結構辛い。しかし、酸っぱさは弱め。ただ、この店はテーブル酢があるので、調整可。
スープ全体がとろとろしている感じで、最後まで熱々だった。
具は、たけのこ、豆腐、しいたけ、溶き卵がメインで、その他は、ぱっと見た感じ、生ネギ 、
こまかいきゅうり、豚肉の細切り、ニンジンが見つかった。
一見、具が少なめに見えたが、底に結構溜まっていた。今までの酸辣湯麺の平均よりは少し具が多めでよろしい。

ただ、生ネギがしっかり入っていて、この香りがきつく全体の調和を乱していた。酸辣湯麺に生ネギはあわないと思うのだが、どうだろうか。
どうせ香りのついたものを入れるのならば、好き嫌いが結構でるが、パクチーのほうが酸辣湯麺によりマッチすると思う。

この店で一番良かったのは麺。中太麺で、結構歯ごたえがあってかなりおいしい。
製麺所とタイアップして本場北京の味を実現とうたっているので、麺には力を入れているのかもしれない。

今まで、酸辣湯麺の店をいろいろまわっているが、大雑把な印象で、厨房が中国系で真面目にやっている店は、麺に力を入れている店が多い気がする。この店やXI'ANとか上海朝市とか。それと比べて厨房が日本系の店は、まずスープの方に力が入っていることが多い気がします。


今日の点数は、8.0点。 文句なしに合格点です。