2017年11月15日水曜日

Ubuntu16でnouveauドライバをアンインストールする。

Ubuntu16のマシンからnouveauドライバをアンインストールしたときの記録です。
 Ubuntu16のマシンにNVidiaのグラボを挿してNVidiaのドライバを入れたのですが、少し動作が不安定なので、nouveauドライバを抜いて様子を見ようとしたのが動機です。
なお作業は、sshでコンソールログインして行っいました。
 
NVidiaのドライバを入れた後に、lsmodをすると、
mxm_wmi                16384  1 nouveau
video                  40960  1 nouveau
i2c_algo_bit           16384  1 nouveau
ttm                    98304  1 nouveau
drm_kms_helper        155648  2 nouveau,nvidia_drm
な感じで、 nouveauドライバが入りまくっている。こいつらを消したい。
cudaは動くので、NVidiaのドライバが入っていることは確実。

まず、/etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf を作成し中身を
blacklist nouveau
blacklist lbm-nouveau
options nouveau modeset=0
alias nouveau off
alias lbm-nouveau off 
としました。次に、dpkg -l | grep nouveau で見つけたあやしいやつを削除
sudo apt purge xserver-xorg-video-nouveau
 その後、
update-initramfs -u
これで再起動したら、lsmodしても綺麗サッパリnouveauが見えなくなりました。

2017年11月10日金曜日

ラズパイ3&バスパワースピーカーのノイズ退治(3.5mmジャック使用)

Raspberry pi3とバスパワースピーカーと3.5mmオーディオジャックの組み合わせで「強烈な」バックグラウンドノイズがのっていたのを解決した一例としてアップしておきます。

高音質にする、とかいう話ではなく、連続的な耐えられないノイズが発生していたのでそれを取った話です。

3.5mmオーディオジャック関連のノイズでは、ネットで
いろいろあったけど、ググっても見ないパターンでハマりました。

自分の場合↓の図のように接続していました。
これで、「ズビズビズビ、ピキーピピ、ズズビビ」のような、いかれたノイズが鳴り続けていました。どうやらこれは、電源系のノイズだったらしく次のようにつなぎ替えたらノイズが治まりました。
 バスパワースピーカーの電源を、別のACアダプタから取るのがポイントで、「ラズパイから電源を取らなきゃいんじゃね」と2個口以上あるUSBポートから、ラズパイとスピーカーの電源をとってしまうとノイズは消えませんでした。
 自分の場合は、ACアダプタ2つだとかさばるので、コイツを使って省スペースにしました。
この場合、一つの機器からラズパイとスピーカーの電源をとっていますが、片方がUSBポートで、もう片方が100Vに別のACアダプタをつないだものなのでOKでした。
つまり、ラズパイのオーディオジャックととバスパワーのスピーカーを使う場合、両方の機器の電源が一つの5Vの系にあるとノイズが発生するようです。

2017年11月9日木曜日

javascriptで簡単なカリー化関数を作った(ES6版)

最近、scalaからjavascriptに不本意ながら引っ越してきました。初めは嫌々ながらだったんですけど、ES6になってめっちゃ書きやすくなってるんですね。知りませんでした。
そんなわけで今回は、カリー化の仕組みがjavascriptの標準になさそうだったので、簡単にカリー化したいと思って調べてみると。 結構良さそうなのが、ありました。(Qiita: JavaScript でカリー化)
そのまま使っても良かったんですけど、僕はjavascriptでは、できるだけthisを使わないようにしているので、リンクの記事のcontextがいらないのと、その場合の空の括弧()がいらないので、上の記事のコードを参考に改造しました。
あと、他の言語から来ると、関数宣言の括弧の中にない引数をargumentsを使って取るのは気持ち悪いので、ES6の可変長引数を使ってこんな風にしてみました。
Function.prototype.curry = function (...args) {
  let func = this;
  function partial(...args) {
    return (args.length >= func.length)
      ? func.apply(null, args)
      : function(...ret_args) {
          return partial.apply(null, [...args, ...ret_args]);
        }
  }
  return partial.apply(this, args);
};
とりあえず、こんな感じにして動作確認
function sum1(a, b, c) {
  return a + b + c;
}
let sum2 = ((a, b, c) => a + b + c).curry()

console.log(sum1.curry(4, 5, 6))  // <- 6
console.log(sum1.curry(4)(5)(6))  // <- 15
console.log(sum2(10)(11)(12))  // <- 33
これでいいんだけど、あまりビルトインのprototypeを勝手に拡張すんな!としつこくMDN(ココココ)に書いてあるので、僕は潔癖でないのでそういうの嫌なんだけど、まあ後でcurryメソッドとか正式に追加されたらそれはそれで嫌なので、ただの関数版も作ってみた。
scalaのimplicit conversionが懐かしいぜ・・・
function curry(fn) {
  return function partial(...args) {
    return (args.length >= fn.length)
      ? fn.apply(null, args)
      : function(...ret_args) {
          return partial.apply(null, [...args, ...ret_args]);
        }
  }
};
こっちの使い方はこんな感じ
let sum3 = curry((a, b, c) => a + b + c)

// sum1は、上のを使いまわし
console.log(curry(sum1)(4, 5)(6))  // <- 15
console.log(curry(sum1)(1)(2)(3))  // <- 6
console.log(sum3(20)(21)(22))  // <- 63
console.log(sum3(2)(4, 6))  // <- 12
まあ、難しいこと考えなければこれで良いような気がします。
関数版は、憎たらしいthisも使わないですんでるし。
昔、10年くらい前には、
{javascriptって何でもfunctionで出来てて意味わかんねー} 
とかって思ってたんすけど、その基本設計と最近のES5,ES6と続く言語の拡張により俄然、モダンな書き方ができる言語に変化してきてるんですね。