object Tekito {
lib.setFunction(idx, new JnaCallback {
def onMessage(msg: String) = println("onMessage " + idx + ": " + msg)
})
}
こんな感じで書いていたんだけど、実際の環境で上の書き方でコールバックをセットした後、しばらくすると不規則なタイミングでコールバックが返ってこなくなるケースが多発して困っていた。で、なんとなく次のように変えてみる。
object Tekito {
def callback = new JnaCallback {
def onMessage(msg: String) = println("onMessage " + idx + ": " + msg)
}
lib.setFunction(idx, callback)
}
これでも状況は変わらず、しばらくするとコールバックが返ってこなくなる。ただ、コールバックのセットをし直すと、コールバックがまた返ってくるようになることを発見したので、症状が出る前と後で
println(Tekito.callback)してみると、
正常時 models.Tekito$$anon$1@5ca99bc コールバックが返ってこなくなった後 models.Tekito$$anon$1@3833089c{ぬおーっ!アドレス変ってるじゃないかー!}
c側でコールバックを保持しているのは、ただの関数ポインタなので、これではコールバックは返ってこない。
{これ、どうしてくれようか}
と思ったが、素直に下のようにしてみたら
object Tekito {
val callback = new JnaCallback {
def onMessage(msg: String) = println("onMessage " + idx + ": " + msg)
}
lib.setFunction(idx, callback)
}
こうしてみたら、Tekito.callbackのアドレスが固定されてコールバックが安定して返ってくるようになった。私は、JVMやscalaのメモリ管理を詳しく知らないので、これで本当にアドレスが固定されるのか確信がないのだが、とりあえず今のところはアドレスが変ってしまうケースはなくなった。
なので、
「scalaからJNAのコールバックをセットする時は、コールバックをvalに入れておく」
をお勧めします。
追記 2013/06/19
後で気が付いたのですが、コールバックオブジェクトを変数に入れておかないと、そのオブジェクトはどこからも参照されていない状態になりGCが動いた時に掃除されてしまうので、コールバックが迷子になる。が正解っぽいです。
コールバックが迷子になるタイミングが不規則だったのは、GCが動くタイミングが不規則だからで、c側でコールバックを保持していてもJVMのメモリとは当然関係ないので、GCに片付けられてしまうということのようです。


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