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2010年4月24日土曜日

レーシックを受けてみることにしてみた = 1週間後検査編

これまでの話はココ

手術から1週間後、もう裸眼で普通に問題なく生活している。
眼は特に痛みも、乾燥感もなく快適である。

手術1週間後の検査に有楽町イトシアの品川近視クリニックに向かう。遠くが見えるようになったので、待っている間の14階からの景色が楽しい。
名前が呼ばれたので、もっと見ていたいが、検査に向かう。
最初はいつものように度数検査から視力検査のコース。さあ、目の様子が落ち着いてきて、今日はどこまで見えるか。

視力検査が終わり、検査員の方から
「右目1.5、左目2.0です」
{2.0!! よーーーし。すごい。にひひひひ・・・}

もちろん、メガネでも、コンタクトでもここまでの数字が出たことはない。
手術前に遠くまで見えるようにしてくださいと言っていたので、強めにしてくれたのだろう。
2.0はやり過ぎと思う人も多いかもしれないが、遠くを見たいというのは、長年の夢だったのだ。多少老眼が早く来るかもしれないが、やはり遠くが見たい。
もう20年位前、高校生の時、テレビでロシアで近視を治すためのレーザー手術をやっている。という話を見て、
{うおーーっ。近視ってなおせるのか。でも手術怖そー。すごくやってみたいけど、ロシアは遠いなあ・・・}
と思っていた時からの夢がかなったのである。嬉しくないはずがない。

この後、医師による検診が行われ、特に異常が見つからないので3ヶ月後に来るように指示される。

1週間は慣らし期間的な感じでいたので、検診が終わり晴れてOKという気分でとても清々しい気分。
ただ、手術前も少しずつではあるが、近視の度が進行していたので、きっと手術した後も近視の方向に進んでいくとおもう。ということは、今が人生で一番遠くが見える時期なはずだ。
なので、今年はできるだけ景色のいいところに行ってみたいと思う。

ここで、ひとつずっとメガネを掛けていた人がメガネを外した時の注意点を書いておく。それは、メガネを長年掛けていると眼にモノが入るのを避ける能力が、ずっと裸眼の人に比べて著しく低くなっているのだ。
かくいう私も、1週間検診のあと、息子の指が右目を直撃。さらに、娘の足(しかも爪の部分)が右目を直撃等の悲劇に見舞われている。いままではメガネがガードしてくれていたので、なにも問題にならなかったのだ。
大事には至らなかったが、目の調子が一時悪くなったので、一度有楽町まで、眼のチェックをしに行くはめになった。
(そういう時もちゃんと見てくれた、品川近視クリニックありがとう。)

これからは、もっと眼のまわりに気をつけなくてはいけない。

2010年4月20日火曜日

レーシックを受けてみることにしてみた = 翌日検査編

手術を受けた翌日に検査を受けに行った。

いつものように有楽町に向かうのだが、一晩たって眼の感じもだいぶ落ち着いてきて、めちゃめちゃ見えるようになっている。自分の目でみているというよりは、なぜか良ーく見えて、やたら視野の広いメガネをかけている気分。
見え方に違和感があるというわけではなく、20年もずっとメガネをかけていたから、かけていないのに見える状態に慣れていないだけなのだろう。

ITOCiAに着き昨日(手術編)と同じ14階の受付に向かう。

いつものきれいな最初の待合室で待つ。そこそこ人が待っている。
景色がとても良く銀座方面が一望できる。本当によく見えるので、高速道路もの車も、下の通行人も、近くのビルの中の人もみんな見えるのだ。もちろん、遠くに林立する高層ビルの姿も素晴らしい。
しかし、なぜか窓の外を見ている人がいない。自分だけなのだ。メガネをかけていない人(≒手術が終わってもう良く見える人)も多いのに、ぼけっとアマリスビデオを見ていたりする。


{おいおい、君たち目が良く見えるようになった感動はないのか! こんなに景色のいいところなんだぞ。}

 と思うが、自分がお上りさんなだけなのだろうか。不思議だ。
名前を呼ばれた後、度数検査(よくある気球のやつ)と視力検査だ。

{さあ、いったい、視力いくつ位出るかなぁ。どきどき

はかると、右目1.2 左目1.5 が出た。翌日でまだコントラストのついたものが結構にじんで見える状態でこれは上出来だ。

{よしっ!! うはははははは・・・}

次に、別の待合室で待つように指示される。昨日、手術前の会計時に待たされた待合室で、ここは窓がないので景色は楽しめない。この待合室の周りを医師の診察室が取り囲んでいるのだが、これがなかなかすごい。数えてみると診察室が13もあり、そこに次々と医師が入っていくのだ(朝一番だったので)。そんなに使わないんじゃないかもと思ってみていたが、その日はそのうち12の部屋が埋まっていた。
これが全部眼科医なのだから、規模が大きいのがよくわかる。
名前が呼ばれると、前に自分のカルテを取りに行き、そこで○番の診察室に行くように指示される。

診察室では医師が手術後の目の様子を調べる。自分の場合は
通常の経過ですね。」
とのこと、特にいいわけでも、悪いわけでもないようだ。ということは、ほとんどの人は問題はでないのだから、ひと安心というところ。

・ 手術後の、見え方の感想
遠くが見えるというのはもちろんなのだが、世の中のものが全部デカく見えるのに驚いた。
自分のメガネはかなり度が強かったので、レンズでものがかなり小さくなってみえていたのだ。
まず、CD屋さんの棚に初めて行ったとき妙にデカかったので、DVDのコーナーにいるのかと思った。パソコンのモニタも一回り大きく見えて得した気分。結構違和感があるのが人の顔。知っている人の顔が全員巨大化して見えるのには、かなりとまどった。
後、困ったのが ピアノ。自分はヘタレなので、大体鍵盤を見っぱなしで弾いているのだが、鍵盤がでかく見えるので感覚がぜんぜん掴めなくてとても弾きにくい。慣れるまで、大変そうだ。

2010年4月13日火曜日

レーシックを受けてみることにしてみた = 手術編

検査(前回のエントリ)から数日後、再び有楽町へ。

手術の人は、検査のときの一つ下14階の受付に行く。
14階も最初の待合室は広くきれいで景色がとてもよい。
手術だと言うのに、なぜか、不安も恐怖も無いのが不思議だった。

名前が呼ばれ、奥の検査室に進む。
前回の検査で入った15階の検査室よりも小さいエリアで、機器の種類もすくなめ。
検査も一つの機器だけで行う簡単な検査だけだった。

次に、Cの字の視力検査を行う。検査盤の数も上の階よりもかなり少なめ。
これで、とりあえず検査はおしまいのようで、隣の待合室で待たされる。
ここまで、前回のような異空間度は全然感じられなかった。

ここで、手術より先に会計をするとのことだ。
手術費も高く、保険もきかないので、手術後に逃げられるのを防いでいるのだろう。でも、病院で先払いなんて初めてなので、少し新鮮だった。

会計を済ませると、近くの椅子に座らせられる。ここには、手術を受ける人が座っていて、そのときは自分を含め3人だった。その3人と案内の方と一緒に手術室のある13階に向かった。

13階は、受付は無いので、病院エリアの入り口は小さめで、荷物を入れるロッカーが並んでいた。ここに荷物と上着や携帯電話、さらにかけていたメガネもしまってから先に進む。

先に案内されるが、メガネがないのでほとんど見えない。3人ともとぼとぼゆっくり案内の方についてゆく。
先の部屋は、薄暗くなっていて、そこに医師がすわっていて最後の検査をする。 検査後に目薬をいれられ、耳と髪の毛を全部入れるように髪の帽子を渡される。そして、目薬が効くまで30分程度薄暗い部屋で待機する。なにも見えないのではっきり言って暇である。

そして、時間いっぱい。
看護婦さんが麻酔の目薬をたらして回っていく。目薬をたらされると、まぶたのコントロールがあまりきかなくなってくる。薄暗い部屋から出ると、ものすごく長い廊下があり、手術室と思われる扉がこれでもかと言うほど並んでいる。この数が半端でなく多い。ひとつひとつの部屋の結構大きいので、先の方までずっーとつながっている。ピーク時は10人以上同時にガンガン手術していくのだろうか。

{おお、やっと雰囲気でてきたぜ。ほとんど見えないけど・・・}

各手術室の入り口には、手術を待つ患者用のふかふかの椅子が一つずつおかれており、そのうちの一つで待つように言われる。隣の手術室との間に距離があるので、患者が廊下の椅子にぽつんぽつんと離れて座っているのだが、待っていると、担当の人がぐるぐると何度も麻酔の目薬をさしながらまわっている。
そして、扉が開き。

「お入りください。」

{よしっ}

気合をいれ、中に入る。
よく見えないのだが、外から想像していたよりも部屋は狭く、ベッドが一つあり、そのまわりに仰々しい巨大な機械がある。
そしてなにより、そこにずらっと5、6人のスタッフが手術着を来て並んでいるのを見て少しビビッった。

「よろしくお願いします。」

と大き目の声で言い、ビビッているのをごまかしてみる。
しかし、仰向けにベッドに寝かされ、人にぐるりと周りを囲まれると正直怖い。
手術うんぬんではなく、純粋に

{やばっ。逃げられない!}

という怖さである。そのまますぐに作業が始まり、まぶたが閉じないようにリングのようなものを取り付けるのだが、これが結構痛い。

{わーっ。改造されるーーっ。}

次に薬品を使ったり、眼球を洗ったりしているようなのだが、麻酔が効いているためかあまり痛くなかった。そして、いよいよ顔の上に大きな機械が移動してくる。

「真ん中の緑の光をずーっと見ていてください。」

もちろん、全体がぼやーっとしているのだが、機械にライトがたくさんついていて、ピカピカ光っている。その光景が、あまりにも美しく、そして未来的だ。

{うわー。ここで出ました、今日のSF!}

ここで、フラップ作成用のレーザーを照射する。

「レーザー照射。25秒です。」
結構長いのだが、必死で眼を動かさないよう頑張ってみる。
「10秒・・・・・・20秒・・・・・・」
終わったようだ。すぐに眼をいろいろいじっている感があり、ぺろーんとフラップをめくるような動きがあった。ここで、すぐにエキシマレーザーの照射に移るのだが、下のランクの手術では、フラップを作った状態で別室に移動するとのこと。(自分は上から2番目のZレーシック)

{Zにしておいてよかった。ここで一旦やめて別室に移動なんて絶対嫌だ。}

と心底思った。そしてエキシマ。力を抜き、緑を続けてじっと見るよう言われる。

「レーザー照射。14秒です。」

ここの時間は、矯正の度合いで変わるようだ。より視力の弱い左目は18秒だった。
だんだんと音が高くなる感じで
ぎゅいーーーーーーーーーん
という巨大な音がしてくる。雰囲気は先ほどのレーザーよりももっと大仰。
するとふいに、焦げ臭いにおいがしてくる。

{うわっ。なんだこのにおいは。もしかして、俺の角膜が焼かれてるにおいなのかーっ!?}

するとすぐに。

「50%・・・ぎゅいーーん・・・80%・・・ぎゅいー・・・」

{ちょっ。待て。俺の目に波動砲でも撃つつもりかーーっ!!}

そして、ホワイトアウト。
すると、次の瞬間、先ほどまでぼやーっとしていた例の緑の光のライトが、突然ピントが合ってはっきり見え出したのだ。

{すげー。これは遠くが見えてんのか・・・}

もう片方の眼も同様に施術。部屋を出るときには、入り口の椅子にもう次の人が待機していた。そして、薄暗い待合室に通される。昼間なのだが、まるで、大きな病院の深夜の待合室のような不思議な雰囲気の場所だ。
そこで、軽く眼をつぶってしばらく待つように言われる。すると手術が終わったと思われる人が次々とそこにやってきて座っていく。ずっと眼をつぶっていたので、どれ位経ったかわからないが、一時間弱たったのだろうか、10人くらいの患者が一斉に次の部屋へ通され医師のチェックが入る。

全員チェックの後、薬と保護メガネが配布され、薬の説明が入る。それが終わるとそのまま釈放。少し不安だが、もう自分の眼で見て帰るのである。

{見える。本当にもう見える。これは凄いぞ。}

他の患者は皆すぐにエレベーターに乗って帰っていったが、僕はひとり13階のガラス張りの廊下からしばらくの間、有楽町から東京方面に伸びる線路の方を見ていた。手術直後で少しまぶしいが、本当に遠くまでよく見えるのだ。

{うははは。これは素晴らしい。うはははは。}

窓に張り付いて、にやにやしていたので、かなり変な人に見えただろうが、しばらく景色を堪能した後、帰途に付いた。

2010年3月30日火曜日

レーシックを受けてみることにしてみた = 検査編

一昨日の夜、洗濯物を干していたら、物干しの棒にメガネを引っ掛けてしまいメガネが落下。

「パシッ」
{うげっ!! やっちまった}

私は、そこそこ近視の度が強く(視力0.05程度)、レンズの大きいフレームが好みなので、屈折率の高く薄いタイプのレンズを使っている。また、扱いが雑なので傷に強いガラスのレンズを使っているので、作り直すと結構な値段になってしまう。
さらに、通常の人の3倍以上(きっと)ものを良く落とす。皿やコップもかみさんの10倍は破壊する(事実)。もちろん、メガネ落下破損も初めてではない。

{むー、これは痛い出費だ・・・。 ん、待てよ、これからもメガネを破壊し続ける位なら、あれやっちまうか。 これは、チャンスだ。 というよりもお告げだなこりゃ。}

というわけで、レーシック受けてみることに決めました。身の回りでも少しやったという話が出てきているのと、3年前に姉が受けていまだに問題が無いというので、気にはなっていたが、踏ん切りがつかなかったのだ。

で、決めたのが、品川近視クリニック。症例数世界トップクラスというメジャーな病院で、矯正手術の専門病院。それで、勤務先にも近いのでここにすることに。

早速、行ってみる。場所はなんと有楽町の駅前 ITOCiA の13~15階。
{うわー、一等地だよ。儲かってんなー。}
のぼってみると、予想通りのきれいなフロアで、大きな受付の中におねえちゃんがたくさんいる。
受付を済まし、最初の待合室に行く、きれいでとてもひろく、大きな窓からの景色がすばらしい。
ビル好きの私には、たまらない。
月曜日の午前中なのですいているとのことだったが、休日はかなりこむようだ。この待合室一杯の人がみんな手術を受けるとは本当にすごい。

名前を呼ばれて、隣のエリアに移動すると、これまた大きなエリアに検査機器がこれでもかというくらい並んでいる。そこで何十人という人が次から次へと「同時に」検査を受けて流れていく。
もはやSFである。
そこで、6種類くらいの機器で様々な検査を受ける。それが終わると、「C」が並んでいる古典的な視力検査盤で視力の測定をする。これの数も半端ではなく、急いで数えたところ30個くらいあった。ここでも、大量の検査技師と患者が検査を行っている。
それが終わり隣のエリアに移動すると、今度は暗室に機器がずらり並び光っている。
その雰囲気たるやもう私の表現能力(ほとんどないが)を完全に凌駕している。
{うう、これは、本当に機械の身体にされてしまうんじゃないだろうか。}

そこでの検査終わり、次へ行くと、2個目の待合室があるのだが、もうそこからは普通の世界。逆に普通すぎて、怖くなってくる。
次の検査に必要な薬が効いてくるまでそこで待たされるのだが、ここではご説明の名のもとに、ランクが上の高い手術が如何にすばらしいかという話を聞かされる。
その話のあとに、どの手術にするか聞かれるのだが、一緒に聞いた私以外の人は最高級の手術を選んでいた。ランクが下のをえらんだのは私だけだった。

次の検査は、ベッドに寝転んで、細い何かでおにいさんが眼球をつんつん突っついて、しらべるもの。軽い麻酔目薬を垂らした後にするので全く痛くないのだが、これはかなり怖かった。

これも終わると、さらに第3の待合室に行く、ここはさらに普通の空間で、テレビで普通の番組を流している。ここには、医師がいる部屋の扉がたくさんあり、呼ばれると中で今までの検査の結果をふまえて医師の診察が行われる。

私が入った部屋の医師は、なぜか少しノリの軽い感じの女医さんでおもしろかった。
どうやら私の目は、強い近視なとこ以外は非常に健康とのことだった(本当はかなりの鳥目なのだが、今回の手術とは関係ないのでいいのだろう)。
ひとつ面白かったのが、私の目は日本人の平均よりも角膜が厚いそうだ。通常520μmから530μmのところが、580μmを超えているらしい。角膜があまり薄いとレーシックにはむいてないのだが、先生いわく

「角膜が厚いので、万が一手術がうまくいかなくても再調整しやすいです。」
{おいおい。それは勘弁してよね・・・}
この先生、身近にいたら友達になれたかもしれない。

というわけで、検査終了。手術の予約を取ってきました。次回は手術編です。